2011年7月1日金曜日

エジュケの仕方は?

連投します。UTDS3年の加藤彰です。

この時期なので、1年生のエジュケ(Education)に関して書いてみたいと思います。
1年生を教える。これって結構怖いですよねー。難しいですし。自分ごときが教えられるのか?と悩んだりもします。気持ちはすごく分かります。(^ω^;)

なんで、僕がエジュケ中に思ったことを書いてみますね。

【総論】
僕が1年生のエジュケで常に意識したのは、基礎をしっかり、です。
これは、UTの特色で、先代部長・その前の部長からの内容を引き継いでいます。
梅子杯時にも「基本を落とすな!」とアドバイスを受けた記憶があるくらい、
基礎の重要性は叩き込まれたと思っています。

では、具体的にはどのような風にエジュケすればいいのでしょうか?
僕は、本当に基本に忠実にしたつもりです。

つまり、ArgumentならStatus Quo, After Plan, Impact (AREA×2→Impactの型)、
RefuteならNot True/ Irrelevant / Not Important等を中心に組み立てる。
Practicalはuniqueで大きな話が大事、
OppはHarmを出すこと!等。
全てオーソドックスな内容を言ったつもりです。

大抵、ディベートを経験しておらず、かつ日本でずっと過ごした1年生が対象であることを考えると、こういった分かりやすい話から入るほうが効果的なのかな、と思っています。

それに、結局のところ国際大会にしろ、国内大会にしろ上手いディベーターはこれらの基礎を基にした考え方をとっているわけです。

経験上、国際大会に行っても、なんだかんだで上手いディベーターはもちろん、英語力・知識量でも差はありますが、それ以前に、基礎を落としていないところに強さがあると思いました。

正直、基礎的な考え方ができれば、梅子・土筆では勝ちを狙えると思います。

なんだかんだで、去年の梅子の王者である成蹊はこれがしっかりしてましたし、
準優勝ないし3位だった慶應・UTも基本が比較的出来ていた印象を受けました。
それに、上級生大会へステップアップするときも、一つの考え方として非常に有用です。

【注意点】
ただ、この教え方のみに終始すると柔軟性が失われる可能性もあります。
あくまで、AREAにしろ、Refuteの型にしろ、1つの考え方でしかありません。
それは、エジュケするときに自覚しておくこと、さらにエジュケする際も意識しておくことが大切です。
つまり、「SQ・AP・IMPの順番に話さなかったから減点」だとか、常識的にSQがなくてもAPが説明されていれば分かるときに「SQがなかったのでとらなかった」
等は行き過ぎなときもあるわけです。
毎回システマティックに全部話す必要はあくまでなかったりします。
あくまで、ディベートは「第三者を説得する競技」なので、柔軟に対応することが必要だと思います。

長くなりましたが、今日はこの辺で!

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